開始日時:2012/09/15 08:17:29
終了日時:2012/09/15 20:16:49
移動距離:571.71km
経過時間:11時間59分20秒
移動時間:9時間37分42秒
3連休ということで、天気のよさそうな東北方面に向け、2泊3日でツーリングに行ってきた。
目的地やルート等も一切決めず、とりあえず東北方面に向けて出発。
去年の盆休みだったと思うけど、一度2泊3日か3泊4日か、それくらいで盛岡まで行ったことがあった。
その時は、行きに高速を活用して一気に東北まで行き、東北を楽しみつつ徐々に帰路方面に向かい、ある程度走ったら高速で帰ってくるというルート構成を考えていたんだけど、さすがに遠すぎたというか日程が足りなさ過ぎて、平凡な国道とかばかり走るハメになった記憶がある。あと、震災の影響があってか、東北道が90キロの断続渋滞だったかしたし、何より意識が飛ぶほどの猛暑日が続いた記憶がある。
ということで、今回は普段の日帰りツーリングと同様に下道で 行けるところまで行き、最後に高速で帰るというパターンに変更。
早速、当初の予定を崩して新名神の信楽から東海北陸道の美濃までは高速乗ったけど、下手に色気を出して下道なんて走らず、最寄りからある程度高速で日帰り圏内から外れてもよかったかも。時間帯も微妙で渋滞もあったし。もっとも、出発も早い事はなかったから、渋滞は仕方ないけど。
美濃からは下道で東北に向けて走ります。
ルートも方向だけを念頭に置き、その場その場で適当に選んでいます。上の写真2枚は、多分郡上市付近の道だと思う。オオサンショウウオの生息地とかいう表示を覚えてるので、たぶんあってる。マップルには舗装が荒れてて一部未舗装路とか書いてた道だと思う。
実際に道はそんな感じで、舗装路と未舗装路のハイブリッド的な道ではなく、むしろ剥がれたキメラみたいな一番タチの悪い道。
こんな道の中にも集落があるとか、マジで何を考えて生活してるんだろう。
途中、パスカル清見で休憩し、またR257からR41へ抜ける細い道へ。できれば国道も走らずに旧道の方を通りたかったけれど、ゲートで閉鎖されていた。
存在意義のない旧道は、崩落とかしても復旧作業が行われず、そのまま廃道になってしまうパターンが多い。天気が崩れてきた時や日が暮れてきた時、あるいは車で移動中のバイパスはありがたいことこの上ないけれど、やっぱり旧道も残してほしいよね…。コストをかける必要がないのはわかるけれど…。
写真の道は、これもまたあまり存在意義が感じられないボロい道。初めの方はクマが出てきそうな原生林っぽい道で、高度を上げていくとススキの茂る快走路。快走でもないか。
頂上付近の見晴らし。
展望台とかの施設はなかったし、全線を通して見晴らしのいい道とも言えないけれど、やっぱり景色が開けると気持ちいい。
実際は写真で見るよりよっぽど綺麗で気持ちよかったです。暑かったけど。
下山途中でヤマカガシを捕獲。
これまでに3匹くらいの轢死体はあったけれど、無事生きてたのはコイツだけ。
手から逃れようと必死になってる姿がかわいらしい。シマヘビだと「なんだ!ヤンのか?噛むぞ!!」みたいな感じ。おとなしくても一応毒蛇なのでイライラしてそうな時は近づきません。
R361に入って、進行方向の雲行きが怪しいなぁと思ってると突然の大雨。
この季節のいわゆるゲリラ豪雨は、遠目からみても明らかに降っているポイントがわかるので、わりかし回避はたやすい。
ただ、それでも「今、この地点では降っていない」ということで雨の中に入って行ってしまうんだけども。
この時も、雨脚が強まりだしたと同時くらいにタイミングよくトンネル があったので、ぎりぎり雨宿り。10分もすれば雨雲は通り過ぎて雨はやみました。トンネルでの雨宿りは少し危ないけどね。
たぶん野麦峠からの展望。
この付近は何度も通ってるんだけど、冬期通行止めとかばかりで野麦峠を通るのは初めて。
でも、思ってたよりなんてことない普通の道だった。
このまま野麦峠を通って松本市の横を抜け、上越方面に行く予定だったんだけど、いい感じにルートに組み込める未舗装路があるみたいなので、急遽そっちへ。
いわゆる「砂利舗装」みたいな未舗装路より路面が荒れてるし、草の伸び方もひどいから、あまり交通量の多い道ではないなー、引き返さないとやばいな~と思ってると、前方に写真のリードとセローが工具を広げていた。
話を聞くに、どうも先の方では道が崩落してるらしい。そして、工具を広げている理由はというと、リードがアンダーカウルをヒットしてモゲてるのを修復中とのことらしい。あと、リードは走行距離2千キロ程度らしい。
もうすぐそこが頂上とのことなので、そこまでは一緒に。
どこから来たの?なんてバイク?そのタイヤでよく来るなぁ、という定番の会話をして、宿の話になったとたん「超おすすめのスポットあるから教えてあげる!」と強引なキャッチにつかまり、断る暇もなく連行された。
一応「松本方面に抜けたいんですけど…」とはキョドりながらも伝えたけれど「松本抜けるの時間かかるよ!マジ超いいスポットだから!!」という押しに負け「じゃあお願いします」と言ってしまった。
んで、リードの先導というペースで連れてこられたのが御嶽山近くの上の写真とこの景色。
昔はあったトイレが無くなっているとのことだけど、確かに東屋もあり、静かで景色もいいというオススメというのも頷けるスポットではあった。ちょっとクマが怖いくらいで、普段なら間違いなく感謝しながら寝ると思う。
ただね、この日朝から何も食べてない上に、今この時点でも食糧を一切買っていなかった。
「ありがとうございますーお気をつけてー」と二人を見送った後、申し訳ないけど速効で出発しました。もちろん、近くで食糧の調達ができれば、時間も時間だし、ここへ戻ってきて寝るつもりではあったけれど、結局最初のコンビニを見かけたのはR19に出てからでした。もう余裕で真っ暗。
日没を過ぎてしまうと、就寝スポットを見つけるのも、またテントの設営を行うのも段違いに面倒くさくなるので、もう諦めてR19をそのまま北上。暗くなってから走っても、もったいなくない主要国道であったことが唯一の救い。
塩尻付近まで出てから、翌日のために給油して、すき屋で大盛りの牛丼食べて、自販機でジュースだけを補充し、マップルに乗ってた高ボッチ山の就寝スポットへ。
暗くて場所が分からないまま、適当な場所を見つけてテント設営して寝ました。虫もいなくて、寒いくらい涼しくて、静かで、星がめちゃくちゃ綺麗でした。