開始日時:2012/08/26 10:59:54
終了日時:2012/08/26 20:11:55
移動距離:439.31km
経過時間:09時間12分01秒
移動時間:07時間52分55秒
このバイクのABSは、優秀とまではいえないけれど、本当にロックはしないシステムになっている。
バイクが直立であれば、いかなる速度であろうと力いっぱい踏みつけてやれば、勝手にABSが作動してハネたり横滑りしたりはしない。ブリッピングもせずに2段落としでヘアピンに突入しても、わずかに「キュキュッ」とは鳴るものの、わりとうまいこと減速できる。
おかげで、四六時中リア踏みっぱなしのABS効きっぱなしという無茶苦茶なブレーキングに退化してしまい、パッドの減りもフロントに比べて大きく差が開いてしまった。
もっとも、取り外してみれば、まだもう少しは使えそうな感じだったけど。あと、茶色いのは焼けてるのではなくてサビだと思う。前のバイクでは本当にパッドもローターもキンキンに焼けまくってたけど、このバイクではそこまでハードなブレーキは必要ないしね。
パッド交換後。
リアパッドには特に不満もなかったため、同じものを入れても良かったんだけれど、純正は6千円だか、結構高かった。
いいパッドは必要ない。でも、効かなさ過ぎるのも怖い。そして、リアパッドごときをアレコレ吟味するのも面倒くさい。ということで、無難にデイトナのゴールドを購入。
効くパッドではないけれど、純正より劣ることはないと経験済み。
んで、早速どんなもんやってことでツーリングへ。
伊勢街道をかなりがんばって走ったけれど、ブレーキの効き自体は大きく上昇した。
というか、踏んづけるクセが付いているのか、効き過ぎて危ない。
直立からの減速であれば、間違いなく制動力の向上により、ある意味安全に素早く減速できるようにはなったんだけれど、車体がバンク中だと、普通にロックして流れる。ロックといっても、ABSによる極わずかなロックなんだけど。
そもそも、バンク中にリアを当てるのが間違いというのはもっともなんだけど、こういうバイクって腰落としてラインに乗って曲がるバイクじゃないでしょ。不安定にクルクル曲がるバイク。だから、カーブ中でも、バンク中でも、立ち上がりでも、結構リアを活用する。
パッドが効くというのは、あくまでオンロード車にとってのメリットであり、こういうリア依存の強い不安定なバイクにはデメリットにもなりうる。
動物の飛び出し等で不意に急制動が必要となった場合には、路面が悪ければ、あるいは良すぎれば転倒に繋がるかも。前までのパッドなら、衝突こそしても転倒はしないと思われる。
原因の一因になってるかどうかは分からないけれど、純正時についてたバックプレートを今回もそのままつけたため、もしかすると厚すぎる状態なのかも。今度抜いてみる。
ある程度リアブレーキの特性をつかんだところで、またいつもどおりわき道へ。
写真はツヅラト峠付近。
大体同じ場所。
ナビで道がなくなってる場所から道が二股に分かれてたけれど、通り抜け出来る気配が薄いし、交通量も少なそうだし、展望とかも望めそうにないしで折り返した。
R425の尾鷲-池原間がまだ通行止めだったので、横から入られる林道へ。
記憶が定かではなかったけれど、このバイク買った直後に入っていった道だ。そのときは森林伐採でゲートが開いてた。作業中だったから途中で折り返したけれど。
日も落ちて小雨が振り出してたから、ゲートが閉まってて正解かも。脳内では理性が「やめとけ!」ってずっと言ってたけれど、決定権のある好奇心が「行ってみろ」なんていうもんだから…。
日もが暮れたあとは、いつもどおりの無難で面白みのない道をボーっと走って帰宅。
やっぱり、こんなタイヤでも、溝がないと滑り方が極端に変わる、ということを知った。もっとも、急いで交換するのは滑るからではなく、パンクが怖いからなんだけど。タイヤが薄いと安心して山道へ入っていけない。