ゴールデンウィーク9連休。うちツーリング8日間。メーター読み4,117km
前半は4/29から5/2までの4日間。
仕事でちょっと嫌なことが続いてて、相当病んでる自覚症状もあったので、わりと真剣に有給10連休ほど取って旅に出て、帰ってきて席無ければすんなり辞めてみようかとか思ったり思わなかったりしてたんだけど、たまたまタイミングよくゴールデンウィークがあったので有給2日間取って9連休にしました。
なお、9連休の間にも仕事関係のクレームがジャンジャカ入ってきたけど、メール一本返しただけであとは無視しました。だって自分が悪いんじゃないし。
で、ツーリングの方だけど、九州は震災の影響で阿蘇近辺の調子が悪そうだったので、とりあえず東北に行くことにしました。
とりあえず雪の回廊を見るのと、仕事ばかりでロクに見られなかった桜を見るのと。白神ラインが冬季通行止めなことだけは事前に確認済みで、あとは例によってノープラン。
1日目。赤色ルート。
開始日時:2017/04/29 07:30:25
終了日時:2017/04/29 19:30:02
移動距離:518.70km
朝。だいたい7時半頃出発。
26日も有給取って色々準備してたので、当日朝はすんなり出発できました。
とりあえず、過去の経験から「ロンツー初日は、日帰り圏内は高速でパスすべし」という方向で、そこそこ近場の京滋バイパスから高速に。
ちょっと山道走ってるのは、前FJR乗ったのが半年前という体たらくなので、本当に乗れるかどうかを確かめるため。
高速は位置的にお気に入りの刀根で一回止まって、南条SAのスマートICから下道に。関ヶ原で降りなかっただけ高速頑張った方。
笹生川ダム横はr230を抜けて九頭竜方面に。
通行止めの看板があったかどうかは記憶がはっきりしないけど、どちらかと言うと、あったと思う。少なくともゲート横を通ったりはしてない。なお、悪名高きR157は通行止めの看板出てました。
だいぶ進んだ九頭竜湖岸部分あたりでは、結構雪で道が塞がれるようになってきた。
今までの数カ所は端っこを通れば行けたんだけど、これは無理そう。トレール車が通った形跡はあるんだけども。
でもガソリン計が点滅してて、大野市まで戻るのは相当心もとない感じだったので、なんとか通りました。
積んでてよかった折りたたみスコップ。ガーバー製ですよ。
でもまたゲートが。こういう片側にだけゲート作るのマジやめて。。。
南京錠と溶接のゲートだったけど、単管製でゲート位置も高かったので、箱外して傾けたら通れました。
白鳥市街で給油してたら降雨。
国道沿いに登って、白川郷に行くかどうか悩みながら行かないことにして、道の駅大日岳で高山ラーメン食べて、ボーッとしてるうちに日が暮れて安房峠。
有料なので、抜けずに翌朝新穂高ロープウェイに行くか、抜けて行ってしまうか悩んだけど、行ってしまいました。
一日目の宿。R158旧道のスノーシェッド内。
中途半端にラーメン食べたので、夕食はカロリーメイト。今回はシュラフカバーも持ってきたし、エアマットも穴空いてぺたんこなので銀マットで二重化もしてたので、結構いい感じに快眠できました。
あと、今まで使ってたOGKのエアロブレイド3が結構くたびれてきてたので、この日から昭栄のZ-7を使い始めました。
結構頭の形がイビツで、丸一日メット被ってると圧迫からか頭痛とか出てくるタイプだったんだけど、わりといい感じです。
ただ、特に自覚は無かったんだけど、左耳の収まりが悪かったのか、初日にしてメットの脱着で耳から超絶的な激痛が走るようになりました。
二日目。青ルート。
開始日時:2017/04/30 06:17:47
終了日時:2017/04/30 19:11:06
移動距離:494.66km
昼間は20度とかですごくいい感じだけど、朝はさすがに寒いね。
ちゃっちゃと撤収して出発です。
とりあえず美ヶ原からビーナスラインへ。いつものルートです。
いつものルート、と言うか、あえて避けるとしても道がないのよね。避ける理由もないけども。
FJRに乗ってると思うんだけど、自分は本当に「ツーリング」が目的なのかって。
FJRっていう存在が、バイクの中でも楽に長距離を走ることができるポジションでしょ。車で言えば高級セダンみたいな。
まぁそういうバイクで酷い道に行くんだけど、たぶんそれはセローでも同じ道を選ぶんだよね。逆にセローだからって高速を延々走ったりしないわけよ。
さらに言うなれば、愛車の軽トラでもジムニーでも選ぶ道は同じだと思う。こっちは両極端な種類じゃないから微妙なんだけど、仮にLSとか乗ってても同じだと思う。ただ、離合とか転回の事を考えると行かないよねっていうだけで。
つまり何が言いたいかというと、バイクに乗ってるのは「あえて」ではないよね、ということなんだよね。
こういう景色を見たいがために旅行に出るのであって、その一手段としてバランスの良いバイクなだけなんだよね。
そして、バイク用に振った装備と、引き続きバイクに乗ることを考えると、徒歩での散策を行うのは難しいよね、ということ。
とかなんとか考えてしまうのが病んでる証拠。
ビーナスライン、メルヘン街道を抜けて嬬恋村へ。
蓼科スカイラインは冬季通行止めでした。雪が積もってて無理でした。市街地のことは覚えてない。
志賀草津道路。
車は多めだったけど、ブレーキパカパカ数珠つなぎほどではなく、わりとすんなり登ってこれました。渋峠の看板前だけは渋滞。なのでスルー。
5月5日も草津付近通ったけど、もう草津交差点どころかR292の登坂車線までずっと大渋滞でした。このタイミングで通っておいて本当に良かった。
それはそうと、湯釜は一体いつになったら見られるの?
下山してからはr471方面に進もうかと思ったけど、ガソリン残量が微妙で街の方へ行くことに。通行止めの告知は出てなかったと思う。
写真は、奥志賀高原って書いてるけど場所覚えてない。まぁ全体的に5月の東北はこんな感じだったってことで。
新潟から福島にどうやって抜ければいいんだろ。
魚沼スカイラインにて。
結構高い。というか一番高いところで撮った。
同じく魚沼スカイラインにて。
この場所で除雪が終わっており、通行止めでした。いや、入り口に看板出てたけど。
雪をかぶった山って、これ絶対神様が住んでると思う。特に穂高とか槍ヶ岳とかは顕著。そう自然と思える感性って好き。日本人で良かった。「神は唯一無二である」じゃなくて「すごーい!きみは山に住んでる神様なんだね!」っていう。
二日目の宿。
広域農道から一本外れた道(越後ゴルフ倶楽部の裏道?)の送電線鉄塔下。
計画としてはR352樹海ラインかR252を抜けて福島県に入るつもりだったんだけど、両方冬季通行止めだったため、仕方なく新潟県を北上した感じ。
一応ノルマその1である志賀草津道路を通れたので、この日は満足です。
夜も送電線特有のジジジという音がしたりはしてたけど、例によって交通量皆無なので結構よかったです。
三日目。黄色ルート。
開始日時:2017/05/01 05:43:26
終了日時:2017/05/01 20:09:48
移動距離:518.33km
朝から雨でした。
正確に言うと起きたときは降ってなかったけど、ウダウダしてたら降ってきました。屋根もないのに最悪です。
中山隧道にて。
説明によると、16年がかりで、877メートルもの穴を、ツルハシで掘ったらしい。
それも、トンネル西側の小松倉集落には商店や病院がなくて、冬場には積雪4メートル以上になって、峠越えの際に死人が出たりしてたかららしい。
現代では考えられないね。
木籠集落にて。
地震で河が堰き止められて、水没した家。一切バリケードとかなくて、普通に屋内に入っていける。たぶんダメなんだろうけど。
電化製品とか服とか布団とか普通に残ってて、かなりのホラー具合です。
本気で残していくつもりがあるのかどうかもわからん。つーか旧集落マップあるけど、震災前でも空き家ばっかりじゃ
雨の中国道をメインに上って、重文目黒邸に寄って(オープン前のため見学できず)、五泉市くらいで雨が止んだんだったっけかな。カッパ脱いで。
惰性の移動で山形県に。朝日スーパーラインは冬季通行止めでした。日本海?おもしろくねぇ。
写真は鶴岡あたりかな。
交差点で先の景色がキレイだったので、農道へ逸れたところ。
風景写真って難しいよね。風景つーか通経+バイク。風景だけならプロが撮れば良い。肉眼最強かよ。
トトロの木。
まっぷるに載ってて、まぁ寄ってみるかと何も調べずに行ったけど、正直バス停の方と混同してて思ってたのと違った。名前も「小杉の大杉」ってどんなツッコミ待ちなのって感じ。
バス停の方も行ったことないんだけど、今調べたら大分県なのね。
駐車場+トイレ+自販機+屋根+行き止まりで、日が暮れたあたりに宿にするには最高かも。
こういう素朴な観光地?って好きでなんか応援したくなるんだけど、観光客がお金を落とす方法が無いよね。ご飯食べるとか、おみやげ買うとか、その程度?
有給取ってるけど職場にも自分にもおみやげなんて買わねーし、食事の大半はカロリーメイトとスニッカーズなんですけど。
鳴子ダムにて。
鳴子に限った話じゃないけど、地方リゾート地の廃墟率は半端ねーですね。それもRC造高層の廃墟があるから雰囲気もすごい。
道の駅巡りやらダム巡りは一般的だけど、これ縛りでツーリングしても十分楽しめるかもしれん。
荒湯地獄に川原毛地獄は通行止め。吹上温泉は営業時間終了。仙州サンラインは通行止め。
写真はR106沿いの桜並木。結構有名なようで、ノボリも立ってた。ただしバイクの後ろは雪捨場。
三日目の宿。皆瀬川?成瀬川?の河川敷公園。
湯沢あたりで日没で、秋田県まで来たのに「すき家」で牛丼食って、宿探し。
とりあえず児童公園つーとこに目星つけて行ってみたんだけど、なんか慰霊碑とか廃墟とかあって、さすがにちょっとさすがに気持ちよく休める気がしなくて却下。
日の高いときに行ってれば印象も違ったのかもしれないけど、ぶっちゃけ恐かったです。幽霊とか信じてないし、場所選びもたいてい霊的なものより自然災害とか動物とかDQNとか警察とかのこと考えて選ぶけど、たぶんあっこはアカン場所だと思う。
結局写真の河川敷公園にて。
ここは目星付けずに適当に進んで行ったらあって、なんせ暗いので本当に大丈夫なパターンなのか心配で、グルリ一周まわりました。
携帯からGoogleMap見たらヨサゲだったので、設営を決めたって感じ。やっぱ野宿するなら補助灯要るなぁ。
夜桜を眺める余裕は無かったけど、地面も柔らかくて良かったです。
四日目。ライムグリーンルート。
開始日時:2017/05/02 05:34:32
終了日時:2017/05/02 19:09:26
移動距離:518.28km
朝。朝露でベチャベチャ。
面倒な撤収を済ませてると車が。気にせず撤収進めてるとゴルフ開始。
あー・・・、そういう場所なのね。
ぼちぼち連休期間も折り返しが近づいてるので、ルート的にも折り返し予定の八幡平を攻める予定で出発。
朝イチから通行止めに阻まれながらも角館へ。ずっと伸びてる「みずほの里ロード」っていうのが見どころもカーブも勾配も交通量も信号もない脳が腐る系の道で驚いた。
写真は城跡から。桜が満開で、上から見ればさぞキレイだろうと思って登りました。徒歩で。サイアク。
ちょっと勘違いすればバイクで登れるかもしれないけど、先客がいたしねー。
田沢湖にて。たつこ像は見てません。前見たし。
ほんで八幡平。
たぶんここが背景も含めて一番それっぽい場所。この写真を撮るために往復しました。高さ的にはもう少し高い場所もあったけど、ガードケーブルが露出してたりしてイマイチだったので。
見返り峠にて。
もう、ヤバい。
何がヤバいって、超サムい。
更に、ここからスキー板だのボードだのを担いで登っていく人が居る。発想がヤバい。
同じく逆方向岩手山。
歩くの嫌いだけど登山したいー
農道巡りで三巣子岳付近。
ここらへんで少し道を間違って、いい感じに下った先が雪だまりでさ。路面はグズグズではないけど雪解け水が浸透した砂利でさ。もう死んだかと思ったね。
しかし、FJRは重すぎるわ。頭が下で路面が砂利だと降りてUターンさえできん。ギア入れてブレーキレバー固定してサイドスタンドターンをこまめに掛け直しながらミリ単位で進めていく感じ。
荷物満載で空気圧既定値で砂利道だと、たとえ踏み固められてたとしてもマトモに走らんし。もしかしてFJRはアドベンチャーじゃないのか?
牧場風景を抜けたら、あとは漫然と走って盛岡市内へ。
まっぷるに載ってた薮川そばを食べようと思ってたんだけど、駐車場に停めてメットを脱いたときに暖簾がしまわれて。あぁ、17時閉店なのね…。
間違って入ってしまった盛岡市街地を抜け、四日目の宿。矢巾温泉の宿泊施設。
お風呂探してて、たまたま近くにあった場所を携帯で調べたら宿泊できるかもしれなくて、カウンターで聞いてみたらたまたま空室があって、泊まった。
ビジホが軒並み1万円超えのこの繁忙期に3,750円て。入浴料515円だから、素泊まりといえど宿代実質3,235円て。日帰り入浴時間が過ぎたあとは宿泊客のみで大浴場が使えるて。つまりはほぼ貸し切りて。なお、近所に無料のキャンプ場まである模様。大丈夫なんかいホンマに。
しばしば触れてることだけど、ぼくがいつもワケのわからない野宿ばかりしてるのは、別にそれを好き好んでやってるわけじゃないんだよね。ただただ、経験上最も楽で適しているから選んでいるだけ。
今回みたいに、タイミングよく無駄なくスムーズに宿が取れるなら、当然宿を選ぶ。でも、そんなことってめったに無いでしょ。サラリーマンだから出かけるのは当然休日ばかりだし、いい感じに疲れてるときに「満室ですー」とか言わ続けたらゲンナリするでしょ。
さすがに市街地のビジホなんかは別だけど、郊外やら田舎やらの民宿とかはさ、空室あるなら「空室アリ!」って看板ライトアップしてくれればいいのにね。結構需要あると思うよ。
念のため、お金が無いわけじゃないよ。いや、ごめん。野宿か宿代1万かと言われたら野宿選ぶけど、ぼくの場合、本当に文字通り寝るだけのための宿泊なので、メリットがお風呂と空調とフカフカの布団くらいしか無いの。それで1万円って高くない?
美味しい晩御飯を食べたい人とか、お酒を飲みたい人とか、そういう理由があるなら釣り合いも取れるんだけどさ。
なので、夜は基本野宿です。寝るだけなんですからキャンプですらありません。鹿番長のアレとか買ったけど1回しか使ってないし、椅子もスリッパもいらん。もはや湯沸かしセットさえいらん。焚き火なんてとんでもない。