トラコンあるから危なくないもん!

2014-07-27

時間:2014/07/26 07:30頃~2014/07/27 20:00頃
距離:1,530キロ

土曜日は、本当は仕事だったけど、天気が良さそうなので人に押し付けて2連休でツーリングに行ってきました。

目的地としては、一応は富士五湖周辺。ちょっとだけ具体的なのは、先週喫茶店で相談した結果、一週目は富士五湖、二週目は浅間山、三週目は四国と決めたから。

結論から言うと、タイミングが合わずに富士五湖どころか富士山さえ見てないけど。そのあたりはまぁどうでもいいわ。

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当日朝、大体7時頃起きて、ウトウトしながら準備して、大体7時半頃出発。

前回の経験を活かし、今回は往路から高速を使います。当然です。暑いんですから。FJRオーナーはセコセコと下道なんぞ走らないのです。

名阪から伊勢弾丸、東海環状へ行くつもりが間違って名二環に行ってしまい、無駄に市街地を走るハメに。間違えたつっても、ナビが勝手にそのルートを選びやがったから従っただけで、降りる直前まで全く気付かなかった。阪高はもう自由自在に走られるけど、名古屋に首都高はダメだ。

んで、なんとか山へ入って、写真の道の駅へ。感想?暑かった。

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今回は一応わりと明確な目的地もあることだし、綺麗なクルージングルートをなぞって紳士的なツーリングを楽しもうかとも思ってたんだけど、やっぱり飽きてきて脇道へ。

こういう通行止めとか見かけるとソワソワするよね。ほら、やっぱ「四輪は通行止めでも二輪なら、いやむしろ俺なら、俺だけは通れる」みたいなさ。ねーか、ねーな。少なくともこのバイクではねーわ。

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名も無き道からR257へ復帰するも、やっぱり飽きて横道へ。

r403とかいう名も無き道より酷いような道を経由し、R257へ戻るような形で矢作ダム沿いを快走し、また戻るような形でr356を矢作ダム沿いに快走し、またR257に戻るような形で写真の黒谷渓谷へ。

こういうルートの組み方が典型的なぼくのルートです。そうしろと囁くのよ、私のナビが。感想?暑かったわ。

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そして突然現れる未舗装路。R153に出るまでにあったはずだけど、ぶっちゃけよく覚えてない。一応ホルホルしながら撮ったけど、実際はまっぷるに掲載する価値も距離もないただの砂利道だと思う。

R153に出たら、別の脇道からオフ車が3台出てきた。はっきり言って超羨ましかったです。そういうの。

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国道をダラダラ走って茶臼山へ。まぁ、微妙。標高が上がるに連れて徐々に気温が下がっていくのとか、チラチラ見え隠れする下界の景色とか、そういうのは大好きなんだけど、もっと好き勝手に写真とか撮りたい。強制的に展望台へ誘導されるのはヤダ。

でも展望台からの景色は良かったです。暑かったけど。この時期の景色だけは、空の青さとか木々の緑とか、光と日陰のコントラストとか、ガチですばらしい。ただ暑いね。この時期は。もうだめ。

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R418を抜けて天竜川へ。

長い。やたら時間かかるし、代わり映えねーし、リアス式海岸みたい。トロくせぇクルマに捕まって疲労度二倍。もう行かない。

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R473へやっと出たのもつかの間、すぐさまr290へ。呼吸するためだけに、たまに国道とかに浮上するのです。今回は呼吸(給油)とは違うけど。

短い国道区間だったけど、お揃いのマッドフラップ?をつけた3台組に抜かれた。一台はプロ目の青いタイガーだったと思う。最後尾の人。先頭は赤いナニカ。

結構なペースで走ってそうだし、何よりゲンナリする天竜川沿いから一緒に出てきて颯爽そ去っていくのがイイネ・

はっきり言ってメッッッッッチャ羨ましかったです。そういうの。

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似たような道をめぐり、R362へ。国道といっても、これも似たような道。もう17時も回って、わりと急いでいる頃です。

奥には山々が連なり、眼下には茶畑が広がる。そんなクッソ立地で健気に生活している人は本当にすごい。あぁ、もうだめだ。考えただけで膝に乳酸が。

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膝に乳酸が溜まっても大丈夫。こんなコトもできるのです。そう、iPhoneならね。

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18時を回って、大急ぎで寸又峡の夢の吊橋へ。

時間が時間ということもあり、入り口の環境対策税は徴収されませんでした。その代わりパンフレットとかも貰えなかったけど。

乳酸の溜まった膝で大体15分ほど歩き、チャッチャと一往復してチャッチャと退散。普通は、この吊橋は一方通行なのです。んで、奥には鬼のような階段があるのです。更に、15分分程遠回りして帰ってこなければならないのです。いや、この時間に来て正解だったわ。前客にクソカップルが1組入れ違いで遭遇したのと、後客に百合カップルが1組入れ違いで遭遇しただけで、ほぼ貸し切り。

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おっと、ここでマムシを発見。

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捕まえた!

このツーリングで得た知識の一つとして、マムシの牙は革グローブを貫通するってことを知りました。噛まれました。

まだちっちゃいマムシだったし、革グローブ越しだし、簡単に絞り出したし、軽く縛ったし、消毒もしたし、多分大丈夫でしょ。今もちょっと内出血してるけどそれほど腫れてないし。

症状が悪化するようであれば病院に行けるように、あとお腹も減ってたし、そろそろガソリン残量が危険ゾーンに突入しそうなので、夜な夜な下山。

途中、富士山が見えるらしい休憩所もあったけど、当然夜なので見えず。

途中のコンビニで晩御飯を調達して、給油して寝床探そうと思ってたけど、なんかこの日河川敷で花火があったんだね。もう交通規制で大渋滞。交通規制だらけで警察がウヨウヨいるし、なのにそこら中で好き勝手に駐停車してやがるし、暑いしファンは回りっぱなしだし、例によって路地は一通だらけで人だらけ。もう爆発しろと思ったね。ホント。

でも捕まるのイヤだからなんとか爆発せずに耐えぬいて、一本外れた場所で給油。

給油してみれば、市街地中央より一本外れたバイパス沿いとかの場所の方が24時間営業の店が多いのわかってたんだけどなぁ。ついつい、明るい方向へ行ってしまう。虫かコラ。

今後は、この屈辱を教訓に、スタンド探しのために中央へ行かないようにします。マジで。ガス欠したらそこで寝るかJAF呼べばいいや。

給油後、やっと寝床探しへ。これもログでウロウロしてるの見れば分かる通り、結構悩みました。当然朝早く撤収するつもりだけど、不審に思われたくないし、不安にさせたくもないし、心配されるとか絶対イヤ。

結局住宅地から離れた新清水JCT付近のゲートボール場みたいなところで寝ました。12時就寝。オヤスミ。


翌日。大体4時半起床。

前回の経験を活かし、シュラフカバーとエアマットレスは持ってきていました。寝る場所も、僅かな蚊と、鹿と思われる不気味な声と、また何かが動くガサガサという音でちょっと心細かったけど、寝てしまえば車の出入りで起こされることもなく、良かったと思います。

付近の掃除をしたりして5時前には出発。

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まだ交通量の多くないR52を快走し、ウェスタンラインを経由してr613へ。

途中の林道は未舗装。アスコン舗装じゃなくて砂利舗装というくらい良くメンテされた道なので、通行上支障はないです。また、部分的には舗装化も進行しており、将来的には前線舗装路になるんだろうなぁ。

って、地図見てたら、富士山ってすぐ横にあったんだね。もうちょっと良く見てたら富士山が望めたのかも。

r613では、自転車系のなにかイベントがあるのか、通行止の看板が出てた。いや、お前、通行止めの道に看板置くだけで通行止めにできると思うなよ。支線の入り口に看板置けよ。当然、突っ切りました。まぁかろうじてまだイベントの準備時間だったっぽいから良かったけど。

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韮崎を超えて昇仙峡へ。

まっぷるでのおすすめルートであるクリスタルラインは当然走るつもりだったけど、ルートの構成的に、空いてると思われる一発目にこっちのロープウェイで景色を堪能してから走りに行くほうが良いと思って、先にこっちに来た。

乗車料1000円とか出ててちょっとゲンナリ。でもせっかく来たんだからと思ったけど、始発が9時でゲンナリ。今8時。

さすがに1時間も時間を潰すほどヒマじゃないので、そこら辺を走り倒して、なおかつ行き先がなければ戻ってきてもいいというくらいで再出発。

結局戻ってくることはなかったけど。

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本日のメインディッシュといっても過言ではない林道区間開始。

ちなみに、進む先は右です。願わくば、支線を含めた全線をコンプリートしてやりたいところだけれど、時間は有限なのです。

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適度に楽しみつつ、写真も撮りながらの快走。自己満足的なよく似た写真ばかりだからわざわざ乗っけないけど、真夏らしい素晴らしい景色でした。

分岐点で「展望台」って文字に目が行って、とりあえずその方向へ進むも、なんかどんどん下っていく感じ。こりゃ道間違えたなぁとは思いつつ、まぁ一往復もアリかなと下りきったら集落へ出た。須玉町江草ってところ。

ナビとにらめっこして、ナビ曰くr23に通じている。しかし異常に細い道がそこにはあった。少し進むとこんな感じ。一応舗装路だけど・・・。

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轍つーかシングルトラック二本みたいな道だけど、一応舗装はされていたのでそのまま進んでみると、こんな感じ。

オフ車なら通れそうな感じだけど、一見して廃道でちょっとムリなので、この場所でUターン。なんだ、頭が上向いてさえいれば、半クラと鬼の切り返しでなんとかなるジャン。それほど車重とか気にすることもないのかもー。

って油断してたら大ポカこくんだよね。知ってる。

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ちょっと戻って、途中の未舗装路へ。

下ってる時も「これ以上下っても展望台とか無いだろ。かと言って未舗装路に誘導するわけもねーしなー」とか思ってたその道。途中に登山道があるのか、わりとクルマも通る踏みしめられた道で、特に支障なく走られます。

番長駐車して写真撮ってた時も、遠くの方からエスティマが近づいてきたから、急いでじゃまにならないように寄せたくらい。

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いい景色であることは間違いないけど、ぶっちゃけ、こういう山脈程度ならわざわざ山梨まで来る必要もないんだけどね。富士山が見えるとか、そういうのなら別だけど。

それを言うなら、林道走るとかもっと意味分かんないけど。まぁ、似てはいるけど知らない道だし、楽しいし、それでいいや。

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クリスタルラインも終盤。

終盤に入ってやっと他のバイクと遭遇。多分KTMのADV。難儀なことに先行者。微妙に詰まるペース。

しかし、ヘタに譲ってもらっても抜き返される手間が申し訳なくて写真撮るのに止まりづらくなるので、先に止まって大きく車間を開けることに。そのために撮った写真がこれ。

全く関係ない話だけど、原付だろうが大型だろうが、スリ抜けするなら抜き返されるようなことされるんじゃねーよクソが。スリ抜けするならさっさとかっ飛んでいけ。あるいはすぐ曲がってどっか行け。何遍も何遍も抜かさせるんじゃねーよ。って思うわけ。

仮に引掛けでもしたら、ボンクラが死ぬのは別にどうでもいいにしても、こっちも人生終わってしまうので、ギリギリで抜いたり被せたりはしないけどさぁ。ねぇ。うっとおしいよねぇ。

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国道へ出て給油し、大菩薩ラインを経由して奥多摩周遊へ。

あとは道なりで中央道は大月ICから帰路。

全体的な感想としては、ちょっと計画が甘かったかなぁと思う。これでも昔は一泊以上のツーリング前といえば、何日も掛けて行きたい場所や通りたい道をキッチリとピックアップして、それに至る経路もしっかりと計画して、ツーリングに挑んでいた。いつの間にか時間もなくなって、面倒くさくもなって、行き当たりばったりのツーリングが増えてきたように思う。食事と宿に無関心なことが、より拍車をかけている気もする。

どっちの方が楽しいかというと、思い出補正で3割増しくらいにはなっていると思うけど、タブン計画立ててた頃の方が充実していたように感じるね。

次の目的地である浅間山と四国に関しては、ちょっとルートを組んでみてもいいかもしれない。

その他気づいた点としては、このバイクは去勢されたTモードが至高であると思ったね。キビキビ加速すると減速と切り返しが間に合わん。結局めちゃくちゃ疲れる。あと、ブレーキね、第一印象では結構止まると感じたけど、慣れてきたら全然止まらねーわ。いや、全然止まらないってことはないけど、思ったより止まらない。制動力の立ち上がり方が非常に穏やかな曲線で、ツーリング系の疲労感の少ないタイプなんだろうと思う。ジクーとかの初期制動からバチッと立ち上がるパッドに慣れてると、結構しんどいものがある。

あと、やっぱライト暗いわ。第一印象では結構明るいと感じたけど、慣れてきたら余裕で暗いわ。いや、他のバイクに比べて暗いって意味ではなくて、夜の林道を走るには暗い。主に照射角的な意味で。

ABSはぼちぼち効いてくれてるけど、トルコンはいまいち分からない。段差とかでジャンプするとトルコンのライトが点滅するので、一応作動はしているらしい。その介入のわからなさが優秀な証拠なのかもしれないけど。

あと、当然ながら曲がってる途中に砂とか踏んだらトルコンだのABSだの無関係に転けそう。さすがに魔法の機能じゃない模様。

今のところそんな感じかなー。不満な点はちょこちょこ改善していこうと思う。